棲レポート

マンションリノベーション体験会に参加しました!

マンションリノベーション体験会マンションリノベーション体験会を取材しませんか、とのお誘いをいただきました。主催は愛知建築士会女性部会。棲編集部から歩いて10分ほど。JR大曽根駅南口から徒歩数分のマンションが、その舞台です。


マンションリノベーション体験会チラシ1975(昭和50)年築のマンションですが、オーナーの上村一之さんは空き部屋が出ると、自ら改修工事をしてグレードアップさせるというツワモノ。現在工事中の2室で、壁塗りと床張り体験会が開催されることに。


体験会参加者のみなさん私が参加したのは、2回目の床張り体験会。講師は鈑金が専門で改修全般を請け負っている松井工業の松井浩司さんと、このマンション内に事務所を構える建築士であり施工もするという堀智永さん。参加者は現在まさに自宅を改修中という女性や、現場を体験したい女性建築士など。子どもといっしょの参加者もいて、和気あいあいといった雰囲気です。


松井さんの指導により、2人1組で作業していきます。
1 長さを測り、床材を切断
2 いったん組んで線を引き、はずして床を清掃、接着剤を塗布、再度組む
3 くぎ打ち。くぎを打つ場所から角度まで、丁寧に教えてもらいます


私自身、もっと簡単に考えていましたが、道具も必要だし、素人だけでするのはなかなか大変という印象。でもやり方を知っておくのと知らないのでは、プロにお願いするのにも差が出ると感じました。それに、時間さえかければ素人でもできるということも実感。
改修中で下地がむき出しになったマンションの部屋を見る機会もめったにないし、いずれにせよ、貴重な体験ができて、参加者も満足といった様子。
「自分で壁を壊したりすると、構造もわかるし、おもしろいです」と上村さん。こんな柔軟な考え方をもったマンションオーナーがもっともっと増えていけば、様々な人が自分らしい棲を見つけられるかもしれませんね。(兼松春実)